事務所だより

駐在員トピックス

中国技術研修員

2月に一時帰国した際に、本年度の中国技術研修員と面談する機会があった。県では人材育成を通じた国際協力及び研修員の母国と本県との国際理解を促進することを目的として、浙江省人民政府及び国務院商務部から毎年研修生を受け入れている。ここ数年は浙江省人民政府から3人、商務部から1人の計4名を6か月に渡り受け入れており、研修内容は衛生、医療、経済等、研修生の専門分野により決定されている。研修先では基本的に日本語で研修を受けることになる。6か月という比較的短期間で日本での生活に慣れることも必要であり、研修生活は容易ではないと推測されるが、研修に来る方は総じて優秀である。研修終了時に研修分野に関しての報告を作成することになっているが、日本の状況を理解することは勿論、中国との相違点や日本の優れた点をどのように中国で取り入れていけるかといった点にまで言及した報告書を作成し、中国に戻ってからも静岡での経験を生かして業務を行っていると聞く。

人的交流は友好交流を進める上で欠かせないものであるが、今後も県と多く関わりを有する部門からの研修生受入を検討するなど、浙江省との交流を更に進めるツールとしても研修員制度を活用できるように省関係機関とも協議していく。

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