事務所だより

事務所からのお知らせ

赴任のご挨拶

皆様、はじめまして。4月から静岡県中国駐在員事務所長に着任しました浅原敏治(あさはら としはる)と申します。着任するも、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による渡航自粛の影響で、遅れること6か月、9月25日に渡航し、上海市内で14日間の隔離生活を得て、10月12日から事務所に勤務できるようになりました。

私は、県庁・出先機関を含め、これまで、交通基盤、児童福祉、法務文書、農業、知事秘書、世界遺産など幅広い分野の業務に携わらせていただき、昨年4月から地域外交課で中国との交流事業に従事してまいりました。

私の外国渡航歴は、30年以上前、大学生のときの欧米旅行と1990年代に新婚旅行でニュージーランドに行った程度です。中国は、昨年7月に2週間語学研修で北京市を訪れたのが初めてでした。それまで、大気汚染や都市化による環境破壊といった悪いイメージを勝手に持っていましたが、北京で見た光景は、澄み渡る青空の下で排気ガスを出さない高級車、天を貫く高層ビル群と故宮や頤和園など歴史遺産とが共存する美しい街並みでした。

その後も、浙江省杭州市(浙江省は静岡県と昭和57年から友好提携を結んでいます)や上海市を訪れ、その発展ぶりに声を失った次第です。また、11月には日中友好会館の交流事業で訪日した浙江省の大学生と静岡県掛川市の海岸で植林したり、東京での発表会を聴講するなど交流しました。

今年は、中国で新型コロナウイルス感染拡大が起き、静岡県は2月上旬に浙江省政府に支援物資として医療用防護服と民間企業から中国の皆さんにと寄贈されたマスクを送りました。3月以降は、日本でも新型コロナウイルス感染が拡大し、有名芸能人など多くの方の尊い命が失われ、マスク不足が起き、不安な生活を余儀なくされました。こうした中、5月に浙江省の大学生による日本・静岡県に向けた「頑張れ|互愛互助 共創未来」という動画がネット上にアップされました。彼らは昨年11月に交流した大学生達でした。大変感銘し、こうした交流が日中友好の礎をより強固なものであり、大切なことと強く感じた出来事でした。

中国と日本はこれまで歴史上、くっついたり離れたりと紆余曲折があり、今日に至っております。私は、日中の皆様がお互いのことを理解しあい、友好関係が深まるよう、努めてまいります。お気軽に連絡(日本語でお願いします)いただき、当事務所をご活用いただければ幸いです。

中国に進出され、ビジネスされている県内企業の皆様、これから進出をお考えの皆様、上海・杭州の静岡県人会の皆様等には、今後色々な場面でお世話になることと思いますので、若輩者ではございますが、ご支援・ご指導をいただきますようお願い申し上げます。

静岡県中国駐在員事務所長

浅原敏治

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