事務所だより

駐在員トピックス

「独身の日セール」から見る若者の消費行動の変化

中国では、1が並ぶ11 月11 日は「独身の日」と呼ばれる。IT企業アリババが2009 年に 「独身の日セール」を開催して以来、年間最大級のECイベントとして定着している。 今年は、アフターコロナ後の初めてのセールで大幅な売上増が期待されていたが、各社が 値引きを競い合う中でも、期待されていたほどの消費に繋がらなかったようだ。 こうした消費行動の変化が特に大きいと見られるのが、「月光族」と呼ばれる若年層だ。「光」 は「し尽くす」の意味で、「月光族」は「月給を残さず使う人々」として若者の消費力を表し てきたが、今はイベントの高揚感に流されず、必要なものを吟味して購入する消費行動が定 着しつつある。周囲でも、「独身の日セール」は調味料や洗剤など生活用品をまとめ買いする 程度と話す同僚・友人は多い。 こうした若者の消費行動の変化は日本へのインバウンドにも影響するとみられ、2月の春 節から増加が期待される中国人旅行者も、これまでの「爆買い」とは異なる消費行動が話題 となるかもしれない。

Page top