昨年12 月に香港エクスプレスの香港-静岡線が就航したことから、上海事務所では香港最大級の観光展「香港ホリデー&トラベルエキスポ」に初出展した。
4日間の期間中に25 万人もの来場者が訪れる中、現地で驚かされたのは日本に対する「知識の深さ」だ。中国大陸では「静岡県がどこにあるか?」といった情報から説明するのが一般的だが、香港では「大阪万博と合わせて静岡県を訪問しようとブースに立ち寄った。自分や友人達も10 回以上日本を周遊している」との声や、「富士山静岡空港からレンタカーで大淵笹場に行きたいのでルートを教えて欲しい」など、より具体的な意見や質問が寄せられた。香港では旅行者の9割以上がFIT(個人旅行)で、若者のみでなく中高年層も自由に旅を楽しむのが特徴だ。
また、イベント開催中には、香港エクスプレスHPと静岡県ブース限定で香港-静岡線のチケット優待販売キャンペーンを実施し、4日間で200 枚以上を売り上げた。県内のハイグレードホテルからは、「香港便の就航で香港からの宿泊者数が顕著に増えている」との声もあり、上海事務所では、この効果を県内に広く波及できるよう、セールスを継続していく。