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日本産水産物の輸入停止下で開催された「中国国際輸入博覧会」

11 月5~10 日、世界最大級の国際展示会「中国国 際輸入博覧会」が上海市で開催された。中国商務省の 発表によれば、第6回目となる今回は、世界 128 か 国・地域から3,400 社以上の外資企業が出展し、日本 からはユニクロや無印良品など国別で最多の約 350 社・団体が参加した。

日本貿易振興機構(JETRO)は、日本酒・焼酎 150 品目を展示・試飲できる大型ブースを設置して日 本産食品をPRしたが、水産物の輸入停止で食品事業 者の出展が大幅に減ったこともあり、「日本の関係者 にとっては盛り上がりに欠ける展示会だった」との声 も聞かれた。

現在、日本からの輸入食品は水産物のみでなく、「昆布エキスを使った麺つゆ」や「海苔を 使ったお茶漬け」など幅広い水産物を原料とした加工食品にも影響が及んでいる。

一方、日本食は中国ですっかり定着して底堅いニーズがあるため、これまで日本産の商材 を扱ってきた中国の商社は、原材料に水産物を含まない新商品を探したり、今後の輸入規制 緩和を見込んで、水面下で日本メーカーを探す動きも見られる。

処理水問題の影響等で、本県における中国への輸出意欲は決して高くないが、鹿児島県な ど九州の自治体では、「日本から中国への輸出品が減る現在は、焼酎の認知度向上の好機」と PRを強化するなどの動きもある。上海事務所では、今後も現地バイヤーからの商品供給ニ ーズなど、成約率が高い現地情報を収集し、県内にフィードバックしていく。

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