浙江省・杭州市の航空会社「杭州高値通用航空」は、12月から市内の観光地やビジネス地区を結ぶ「低空バス」の運航を開始した。同社によれば、同月にも10～15 路線の運航を開始する予定だという。
利用されるのは、米国ベル社の４名乗り小型ヘリコプター「ベル505」だ。いわゆる観光遊覧ではなく、観光地・商業施設・ハイテク企業などニーズのある発着地を線で結ぶため「低空バス」として位置づけられる。記念すべき初路線は蕭
山区のリゾート地「湘湖」と、銭塘江沿いの近未来エリア 「銭江新城」を結ぶ約15 キロの区間で、車両で通常30～45分のルートを５分で結ぶ。
運賃は498 元(約1 万457 円)と高価だが、路線増加と需要の高まりで、数年後には５分の１程度に下がる見込みという。本サービスが杭州っ子の足として定着するか期待したい。
