11 月22~24 日、県上海事務所は、上海市の国家会展センターで開催された2024 中国国際旅游交易会(CITМ)に出展した。今回は、県観光協会からの呼びかけに呼応した県東部・中部の事業者、浜松市のPRを受託するHIS上海と共同で本県ブースを展開し、現地は3日間で多数の旅行社や一般来場者が訪れるなど熱気に包まれた。
開幕前日(11 月21 日)には、JNTO上海による日本の観光事業者と現地旅行社の商談会が開催され、上海市・浙江省・江蘇省から集まった21 社に対して、富士山静岡空港を利用した県内周遊ルート等を紹介した。西伊豆の旅館をセールスした事業者は、「東伊豆は交通アクセスが良く個人客にも人気だが、西伊豆はアクセスが悪い分、団体旅行の商品造成でオンライン旅行社と差別化しやすい」との現地旅行社の声を受けて、手ごたえを感じたようだ。
また、旅行博覧会で県中部の鉄道をセールスした事業者は、来場者に声を掛けながら自社SNS「小紅書(RED)」のフォロワー獲得に励んだ。同社のSNSは中国のフォロワーから多くの「いいね!」が寄せられ、オンラインの情報発信が集客にも寄与しているとのこと。
多くの来場者で賑わう期間中、各社はオン・オフラインを交えたセールスで誘客に取り組んだ。