9月12~14 日、広東省・広州市で広東国際旅游産業博覧会2025 が開催され、3日間で15 万人の来場者が訪れた。
広州市は、北京・上海・深圳に次ぐ中国第4の都市と評され、自動車産業の要所であるため日系企業の進出も多い地域だ。世界50 カ国・地域から出展者が集まる中、本県は愛知県、長野県、福井県、石川県と「昇龍道」として共同出展し、来場者に中部・北陸地域の広域観光をPRした。
こうした広域プロモーションは来場者にも興味深いようで、会場では、「域内の縦断ルート」や「空港の所在」など質問が寄せられた。普段の観光展示会では、いかに静岡県を目立たせるかが重要だが、こうした線・面でのセールスは、東京・大阪への観光客の集中を脱し、地方への旅行需要を喚起するには効果的な方法だと改めて気づかされた出展であった。
