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広東省・梅州市で開催された「東アジア文化都市」の開幕式(2023年5月号)

 4月13日、「東アジア文化都市」に選定された日中韓3か国4都市(中国:梅州市・成都市、韓国:全州市、日本:静岡県)のトップバッターとして、広東省梅州市が開幕式を開催した。

 客家(はっか)文化で知られる梅州市は、中国サッカーの故郷として知られるほか、ウーロン茶の産地でもある。現地では、「静岡県」の知名度は決して高くなかったものの、各地で茶によるもてなしを受けたことから、現地メディアの取材に対して「静岡茶」のPRを行った。開幕式では、在広州日本総領事館総領事、静岡県知事によるビデオ挨拶の他、SPAC(静岡県舞台芸術センター)による祝賀パフォーマンス「羽衣」の映像が流された。

 ホスト役である梅州市文化旅游局の李副局長によれば、中国における「東アジア文化都市」の選定には、毎年熾烈な誘致競争が繰り広げられているようだ。2023年は梅州市、成都市のほか、武漢市、景徳鎮市、鎮江市、洛陽市など10都市以上が競い合い、中国の文化の顔として選ばれ、晴れ舞台を迎えた関係者は誇らしげであった。

 今後、各都市では、様々な催しが開催される。東アジアを代表する各都市が文化をテーマに有機的に繋がり、新たな人流の創出が期待される東アジア文化都市。ダイナミックな事業に携わる一員として、現地での支援を続けていく。

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