静岡県上海事務所は3 月22 日、浙江省の杭州グランドハイアットで、現地旅行社向けの「静岡県観光プロモーション」を開催した。現在、中国各地では日本の地方空港間との復便意欲が高まっており、浙江省と本県の観光需要を高めようと企画した本イベントには、日本国家旅游局や浙江省文化旅游庁などの政府関係者、中国東方航空や北京首都航空など航空会社、現地旅行会社など70 名余りの関係者が参加して、盛大に開催された。
本プロモーションでは、静岡県上海事務所が観光の見どころや教育旅行の取組について紹介したほか、日本から訪問した富士山静岡空港株式会社、株式会社ホテル銀水荘がプレゼンテーションを行った。現地旅行社からは、４月末から上海便が週４便に増便し商品も造成しやすくなることから、静岡空港発着便や、ゴールデンルートに静岡宿泊を組み込んだ商品を作りたいとの声が聞かれた。更に、静岡県が注力する教育旅行について、他地域と差別化できる取組で面白いとの意見も聞かれた。
また、同日夜には現地航空会社・旅行会社との関係強化を目的とした交流会も開催し、多くの旅行社から杭州・温州・寧波への復便を期待する声が寄せられ、同席した航空各社も各社のニーズを感じ取った様子であった。
静岡県上海事務所では、現地航空会社・旅行社とのコミュニケーションを取りながら復便やインバウンド送客に向けた取組を継続していく。
