11月1日(日)に杭州市内において、中国郷村文化研究院、中国新聞社浙江支社等の共同主催による杭州国際グリーンツーリズムフォーラムが開催された(中国新聞社は新華通信社と並ぶ中国における二大通信社である)。
同社浙江支社の担当者と懇意にしていることもあり、上記フォーラム会場で静岡県のグリーンツーリズムへの取組み及び県内施設の紹介を展示し、講演を聴講した。今回のフォーラムは初の試みであり、フォーラム開催と並行し、10月31日~11月1日にかけて、グリーンツーリズムに関心を持っているホテル等宿泊施設やリゾート施設経営者等の観光業者を対象として、フランス、ドイツ等のグリーンツーリズム先進地から事業者を招聘し事例発表を行う研修も実施され。日本の事例としては温泉を活用した地域活性が発表された。
中国ではグリーンツーリズムは未だ一般に認知されてはおらず、自然豊かな観光地への旅行という捉え方をされている。主催団体の責任者と話をする機会があったが、中国の国内観光は経済発展に従い順調に発展しているが、消費者の好みも多様化してきており、事業者側も新たな事業展開を検討しており、グリーンツーリズムへの着眼もそこから起こったとの事であった。日本も含めた先進地域の経営モデルを中国に紹介するコンサルティングビジネスを検討しているとの事であり、ビジネスチャンスとして継続する可能性もあることから今後も情報を収集し、県内関係機関へのフィードバックができればと考えている。