中国各都市との交流

中国各都市との交流

 1972年に日中国交正常化が実現して以来、両国の交流が活発化する中で、地方公共団体レベルの友好交流も進展しました。静岡県では、県内の産業界等と検討を進め、日中国交正常化10周年を迎える1982年4月20日に浙江省と友好提携を結び、友好協力関係を推進することとなりました。

 今後は、2022年に友好提携40周年を迎えた浙江省との交流を軸に、富士山静岡空港の定期便就航先ほか中国全土に本県の魅力を発信し、相互にメリットのある“地域外交”を展開していきます。


浙江省

 浙江省は上海市の西南に位置する人口約6,500万人の都市で、マルコ・ポーロが東方見聞録で「世界で最も美しい街」と称えた杭州市(こうしゅうし)が省都です。
 温暖な気候と豊富な降水量から、お茶やミカンの栽培、稲作や養蚕が盛んで、龍井茶(ろんじんちゃ)、紹興酒(しょうこうしゅ)、金華(きんか)ハム、シルク製品など、中国を代表する様々な特産品があります。
 観光分野では、2011年にユネスコの世界文化遺産に登録された西湖(せいこ)のほか、南宋の五山と呼ばれる霊隠寺(れいいんじ)や、天台宗の発祥地である天台山(てんだいさん)などが有名です。富士山静岡空港からは、杭州市や寧波市(ねいはし)まで定期便が就航しています。(2022年2月現在運休中)
 産業分野では、1978年の中国の改革開放政策において、世界有数の貿易港や安価な労働力を活かした繊維・機械工業など労働集約型の産業が発展しました。現在は、次世代を担うITベンチャー企業が相次いでビジネスを展開し、存在感を高めています。

写真:浙江省の風景


成都市、梅州市(東アジア文化都市2023 )

 「東アジア文化都市」とは日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を毎年原則1都市選定し、文化交流、文化芸術イベント等を実施する国家的プロジェクトです。これにより、アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指しています。
 2023年は静岡県と共に、四川省・成都市、広東省・梅州市が選定され、その文化的特徴を活かした文化芸術・クリエイティブ産業・観光振興を推進することで、継続的な発展を目指しています。

中国 成都市 (せいと/セイト)四川省・成都市

中国 梅州市 (ばいしゅう/バイシュウ)広東省・梅州市

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